<イベントレポート>東京に沖縄の風が吹く!『第17回新宿エイサーまつり』
2018/8/2公開
今年で17回目となる『新宿エイサーまつり』が、7月28日(土)に開催されました。
沖縄派遣チームとして「読谷村楚辺青年会」のみなさんが参加!今回はその様子をお届けします。
東京都新宿区にある4つの商店街振興組合が一致団結し、2002年からスタートした新宿エイサーまつり。当初は5団体からスタートし、今では30団体近くが出演するビッグイベントです。観客数は100万人を超え、たくさんの人に沖縄の芸能・エイサーを知ってもらえる機会となっています。
出演団体は東京都内のエイサーチームがほとんどですが、中には沖縄から参加している団体も。毎年、沖縄派遣チームとして県内の青年会も演舞を披露しています。
今年の参加団体は、「読谷村楚辺青年会」!
当日は台風の影響で途中から中止になってしまいましたが、昼間は雨が上がり、2回演舞をすることができました。
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「エイサー」と聞くと、大太鼓や締太鼓、パーランクーを使ったダイナミックな演舞をイメージする方も多いかもしれませんが、楚辺青年会のエイサーは、空手の型を取り入れたしなやかな「手踊り」が魅力です。
「イナグモーイ(女手踊)」と「イキガモーイ(男手踊)」に見とれていると、軽快な音楽とともに、三段の肩車を取り入れた楽しい演舞がはじまります。踊手の掛け声に合わせて、沿道の観客も身体をゆらしたり、手を叩いたり。大盛況でした!
沖縄派遣チームを毎年ピックアップしているのは、県内31市町村の青年会が加盟している「沖縄県青年団協議会」です。最後に、会長を務める仲村渠(なかんだかり)さんにコメントをいただきました。
−今年の新宿エイサーまつりはいかがでしたか?
台風の影響で予定の演舞が披露しきれなかったことは残念でしたが、新宿エイサーまつりに今年も沖縄県の青年会を派遣することができたことに、楚辺青年会はじめ関係各位に感謝と御礼を申し上げます。
沖縄県青年団協議会は新宿エイサーまつりに県内の青年会を毎年選抜し派遣を行っております。年々財政的にも厳しく、青年会の活動自体も著しく低迷しておりますが、今年は沖縄県青年団協議会が結成されてから七十周年という節目を迎えます。
私たちは、これまで「沖縄青年ふるさとエイサー祭り」の開催や、青年大会(スポーツ事業)、青年問題研究集会(研修事業)などを実施し、伝統文化の継承のみならず、青年育成にも力を注ぎ青年相互の意志向上や交流を深めております。また、県団組織として、全国の青年団とも協力し交流を図っております。
今、我々にできることはこれから大きな影響を与えることができ、未来の沖縄に多大な貢献を果たす役割を担っていると感じます。
若い青年が自信を持ち、地元を愛し活動することに、これからも全力で取り組みます。
沖縄県内では、8月から秋にかけて各地でエイサーの演舞が見られます。今週末には「第24回 一万人のエイサー踊り隊」が開催されます! こちらも創作エイサーから青年会によるエイサーまで、多様な演舞を楽しむことができます。ぜひご注目下さい。
<取材協力>
沖縄県青年団協議会:https://okiseikyo.jimdo.com/
新宿エイサーまつり:http://www.shinjuku-eisa.com/