<イベントレポート>国際通りに伝統も創作も大集合!『一万人のエイサー踊り隊』
2019/8/14公開
毎年夏に国際通りで開催されている『一万人のエイサー踊り隊』。2019年8月4日に、第25回目がおこなわれました。
今回は、実際にイベントに参加したレポートをお届けします!
お昼には創作エイサー24団体、夜には伝統エイサー8団体が国際通りで演舞するという、盛りだくさんの1日。さらに、にわかエイサーといって誰でも参加できるコーナーもあるので、夏の思い出作りにおすすめです。
お昼すぎには、国際通りが踊る人・見る人で大にぎわい!開催式のすぐ後に始まる「エイサーページェント」では、一般参加の皆さんも一緒になり、みんなで創作エイサーの定番『ミルクムナリ』などを踊ります。老若男女が一斉に踊る様子は圧巻でした!

創作エイサー出演団体:彩風
エイサーページェントが終わって一息つくと、すぐに創作エイサーのプログラムがスタート。国際通りの中に7つ、パレットくもじの前に1つの演舞会場があり、同時に全会場で演舞が行われます。

創作エイサー出演団体:中城護佐丸太鼓
創作エイサーは、ジャンプをしたり大太鼓を回転させたりなどのアクロバティックな動きや、立体感のある隊列の組み方が魅力的。また、それぞれの個性あふれる曲目や衣装なども注目のポイントです。

創作エイサー出演団体:創作衆~桜輝~
こちらのチームは、普段から国際通りで活動している『創作衆~桜輝~(おうか)』。パーランクーについた水色のオーガンジーは風を連想させ、炎天下でも涼しげなイメージを作り出していました。また、大流行中のDA PUMPの『U.S.A.』を使った演目もあり、観客も体を揺らしながら大盛り上がり!
創作衆~桜輝~の嶺井さんにお話を聞くと、「一万人のエイサー踊り隊は360度にお客さまがいる舞台なので、みんなが楽しめるように演出も工夫しています」とのこと。たしかに、どの方面から見ても出演者の笑顔が見えて、元気をもらえる演舞でした!

伝統エイサー出演団体:金武町並里区青年会
少し暑さも和らいだ夕方からは、伝統エイサーがはじまります。北は大宜味村青年団協議会、南は糸満市大里青年会と、県内各地からよりすぐりの青年会が集まっていました。伝統エイサーの本来の形を楽しめるよう、「道ジュネー」形式で披露されるのも、本イベントならでは。

三線の生演奏や、女性による手踊りもみどころ

そして最後には、2つの青年会が向き合って、同時に演舞をする「エイサーガーエー」が国際通りの中心で行われ、クライマックスを飾ります。それぞれの三線の音色と太鼓の音が混ざりあう大迫力のガーエーは、一生の思い出に残るのではないでしょうか。

沖縄市宮里自治会青年部若鷺会
「一万人のエイサー踊り隊」は、毎年8月の第1日曜日に開催されています。今年は見逃してしまった!という方は、来年はぜひ足を運んでみてください。エイサー漬けの1日を体験することができますよ。
<取材協力>
那覇市国際通り商店街振興組合連合会:https://naha-kokusaidori.okinawa/
一万人のエイサー踊り隊:https://ichimannin-eisa.okinawa/