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聴いて、弾いて、心をひとつに!3月4日は『ゆかる日まさる日さんしんの日』

2019/2/21公開

3月4日にRBCiラジオを聴いていると、時報とともに「かぎやで風」が流れてくるのを知っていますか?県内在住の方であれば、毎年お馴染みというひともいらっしゃいますよね。
『ゆかる日まさる日さんしんの日(以下、さんしんの日)』は、メインとなるイベント会場で、流派を超えてたくさんの実演家が古典音楽や民謡、琉球舞踊などを上演。その様子をラジオで生中継し、正午から20時まで、毎時報ごとに「かぎやで風」を演奏するという試みです。(放送は午前11時45分~午後9時まで)
今年で27回目となる『さんしんの日』について、琉球放送の森根尚美さんにお話を伺いました。

−沖縄では毎年恒例の本イベントですが、開催のきっかけは何だったのでしょうか?

1993年に琉球放送がはじめた『さんしんの日』は、元琉球放送ラジオ局長の上原直彦氏が長年温めていた構想を実現したものです。沖縄中、ひいては世界中の三線を一斉に弾くという壮大なロマンを描くべく、沖縄音楽の代表曲で祝いの席には欠かせない「かぎやで風」を正午から毎正時ごとに演奏するアイディアが生まれました。また、ラジオの時報音の正時を示す音は、「かぎやで風」の最初の音と同じです。時報が正時を告げるのと同時に、「かぎやで風」の演奏が始まるという、遊び心が加わっています。

第26回 ゆかる日まさる日さんしんの日(2018年)

—2019年は、「智」というコンセプトテーマになっています。この一字に込められた想いや、今年ならではの企画について教えてください。

RBCiラジオの現場、営業、技術、総務すべての関係者が「智」を発揮し、平成最後の『さんしんの日』の質を高めようという思いが込められています。
また、琉球放送は今年で創立65周年を迎えます。かつてのラジオとテレビで流れたホームソングや島うたを、当時を振り返りながら、今の歌い手が歌い継いでいくスペシャルコーナーがあるので、お楽しみに!

第26回ゆかる日まさる日さんしんの日(2018年)

−さんしんの日にちなんで、琉球放送によるメインイベントのほかに、関連イベントがたくさん開催されているとのこと。沖縄県内だけでなく、県外・海外にも広がっているのですね?

沖縄を代表する楽器である三線は、海外にも愛好家がたくさんいらっしゃいます。第1回から連携しているハワイのKZOO放送をはじめ、台湾、アメリカ・シカゴ、ブラジル、愛媛県、与論島などともラジオ放送をつなげています。また、県内でのさんしんの日のイベントは、ホームページにてご紹介しています。各地にラジオカーが回ってリポートもお届けしますよ。


本会場でのイベントに行くために必要な整理券は、大好評につきすでに配布終了となっているそうです。しかし、RBCiラジオ(AM738kHz、FM92.1MHz)で、すべてのプログラムを生放送で聴くことができますよ!「正時の時報のときには、マイ三線で一緒に演奏したり、踊ったりして、会場さながらの一体感をお楽しみください」と森根さん。正午から20時までの9回も演奏をすれば、三線の腕も上達するかもしれませんね!
パソコンやスマートフォンでラジオを聴くことができる「ラジコ」を使えば、全国どこからでも放送を受信可能です。県外の方もぜひ、3月4日は『さんしんの日』に浸ってみてはいかがでしょうか。

<取材協力>
琉球放送株式会社 森根尚美さん
公式ウェブサイト:https://www.rbc.co.jp/34day/

しまかるイベントページ

第27回 ゆかる日まさる日さんしんの日

2019年3月4日(月) 11:45~21:00放送
RBCiラジオ(AM738kHz、FM92.1MHz)


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