Column

『てだこ演劇祭』で、舞台三昧の3日間!

まだまだ残暑が厳しい沖縄ですが、芸術の秋はもうはじまっています。たくさんの展示や公演が企画されている中、しまかるからは演劇を思う存分楽しめる『てだこ演劇祭』をご紹介。昨年から浦添市てだこホールにて開催されている本イベントの魅力に迫るべく、同ホールの総務企画課・山口将紀さんにインタビューしました。

—てだこ演劇祭に込められた思いについて教えてください。

沖縄では芸能が生活の中に息づいていて、ふとした瞬間に三線や太鼓の音、エイサーの演舞に触れられる機会が多くあります。そのような地域だからこそ、現代演劇にも触れてほしい。そんな思いから始まりました。
演劇や舞台を通して、すばらしい表現活動を続けている団体は沖縄にもたくさんあります。こうした彼らの“今”に、スポットを当てた企画です。「演劇」という言葉にとっつきにくさを感じる人もいるかと思いますが、テレビや映画を見る感覚で気軽に楽しめます。さらに、生ものならではのダイレクトに伝わってくる迫力もあって、感動もひとしおです。本企画では、演劇を作る人たちの環境にも目を向けて、観る人・演じる人・作る人、皆にとってWin-Winであることを目指しています。

—どんなお客様におすすめしたいですか?

全世代で楽しめるのも、演劇の魅力です。ぜひ3世代・4世代のご家族で、一緒に観に来てください!どの作品も、世代ごとに感じ方が違うと思うので、感想を言い合えば盛り上がるはず。お父さんやお母さんの違った一面が見られるなど、家族の中で新しい発見があるかもしれません。

—今年は3日連続で3作品が上演されます。それぞれの見どころを教えてください。

TEAM SPOT JUMBLE『蓬莱丸 – HOU – RAI – MARU – 』

9/22(土)

和劫(わこう)三年。時の帝『那賀津皇大君(なかつすべらぎのおおきみ)』は、病に冒され床に伏し、朝廷の力は失われ、戦乱の時世で民は苦しんでいた。そして…亥の年、亥の月、亥の日、亥の刻。北西の空に瑞麒(ずいき)の星が輝いた時《瑞麒星(ずいきせい)の稚児(ちご)》が生を受けた。その名は、蓬莱丸(ほうらいまる)─。
2009年に初演されたSF時代劇。新たな解釈と演出で、9年の時を経て蘇る。

-みどころ-
9年振りの再演。劇団がはじめて剣戟に挑戦し、今後の方向性をエンターテイメントに舵を切った思い入れの強い作品です。舞台美術・音楽・照明・衣装すべてにこだわって、SF時代劇という世界観を創り込んでいます。キャラクターの濃い登場人物と派手な剣戟。『蓬莱丸』の異世界に体をあずけて、舞台の中心にいる感覚でご覧ください。

TEAM SPOT JUMBLE公式サイト:http://www.spot-jumble.com/

劇団O.Z.E『730(ナナサンマル)』

9/23(日)

本土復帰を果たした沖縄。復帰後もしばらくは米軍統治下と同様に“右側通行”が続いていた。復帰から5年後の1977年、“左側通行”へ変更すると閣議決定される。そこから約1年後、7月30日をもって切り替えるため「730(ナナサンマル)」と呼ばれたそのプロジェクトは、国の「24時間で変更せよ」という案を却下し「8時間で実現する」という沖縄の警察官のアイディアによる世界初の方式が採用された。沖縄県全体を巻き込む、交通規制の変更に力を尽くした人々の物語。

-みどころ-
1978年に行われた730(ナナサンマル)は、沖縄の人たちの「大きな流れに翻弄されながらも、したたかに生きていく」という精神性があらわれた出来事だと思います。国の決定に言いなりにならず、自分たちの考え方を貫いた沖縄の先輩方の情熱を舞台で表現しました。

劇団O.Z.E公式サイト:http://origin-oze.com/oze/

演芸集団FEC『演芸集団FEC25周年~基地を笑え!お笑い米軍基地特別編』

9/24(月祝)

旗揚げ25周年をむかえる演芸集団FECが企画・脚本・演出を手掛ける舞台『お笑い米軍基地』。沖縄の米軍問題などの社会問題を「お笑い」というメスで斬るそのスタイルは2005年の初公演以来、幅広い層から絶大な支持を受けています。

-みどころ-
今年6月に行われたオール新作公演でも上演されていない、最新の時事ネタコントから、現在大ヒット中のあの歌の替え歌まで盛りだくさんでお届けします!ウチナー新喜劇『現代沖縄版ももたろう2018』では、大人から子供まで楽しめるアクションシーンも満載。昔話でお馴染みの“ももたろう”と現代の“米軍基地問題”が、どうリンクするのか?ご期待下さい。

演芸集団FEC公式サイト:http://www.fec.okinawa/

—個性的な作品が揃っていて、どれも見逃せませんね!最後に、読者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

どの団体も、最高の舞台にするために日々稽古を積み重ねています。40年前の沖縄、今の沖縄、はたまたSF時代劇…描くものは大きく異なりますが、確固たる信念を持った演劇人による演技は、観る人を虜にします。
これまで舞台を観たことない人も、ぜひ一度、足を運んでみてください。今まで知らなかった感情が湧き上がってくる瞬間に、きっと出会えると思います。たのしい、おかしい、かなしい、すごい、なんていう言葉で表せないような感動を、一緒に体感しましょう!


期待が高まるメッセージ、ありがとうございます。今年の秋は、演劇に熱中したくなりました。
てだこ演劇祭は、9月22日(土)からスタートです!3作品とも人気沸騰の団体ばかりなので、チケットは事前の購入をおすすめします。詳細は、下記ウェブサイトをご覧ください。

<取材協力>
浦添市てだこホール 総務企画課 山口将紀さん
公式ウェブサイト:http://www.tedakohall.jp/?page_id=4153

しまかるイベントページ

てだこ演劇祭2018

沖縄を代表するエンターテイメント集団が贈る3日間の演劇の祭典!


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