食文化
海外の影響を受け独自に発展した食文化
沖縄は食文化の面でも琉球王朝時代から現代まで、中国やアジア、日本、アメリカなど、さまざま国の影響を受けながら独自の発展を遂げています。
特に豚肉を使った料理は、沖縄を代表する食文化として発展。鳴き声以外は食べるといわれ、ラフテーやティビチ、中味汁などさまざまな料理法で食されています。
昆布や豆腐も沖縄料理に欠かせない食材です。昆布は沖縄では採れず、18世紀に交易を通し手に入れたことで食すようになりました。豆腐はあつあつの生のまま、またチャンプルーや白和えなどさまざまな料理に重宝されています。
野菜もゴーヤーやハンダマといった苦味の強いもの、色鮮やかなものなど、南の島が育んだ島野菜が豊富です。
第二次大戦後の米軍統治下時代には、缶詰のポークランチョンミートやステーキなどアメリカの食文化が伝わり、身近な大衆料理として根付いています。
国賓をもてなすために作られた宮廷料理から、庶民が食す料理まで、沖縄の食文化は実に多彩です。