4.今後の空手・オリンピックとの関係
沖縄県は、沖縄の誇る伝統文化である空手の保存・継承・発展を図る取り組みを行なっています。その一環として、2018年8月には1週間の日程で、第1回沖縄空手国際大会を開催しました。世界50の国と地域から集まった空手愛好家が、競技会やセミナー、交流会などに参加し、互いに技を磨き、交流を深めました。また、10月25日の空手の日をはじめ、各種イベントの際に奉納演舞を披露したり、指導者を海外に派遣するなどの活動もしています。
空手は、日本では高校のインターハイや大学間競技、国体などの種目として定着しており、さらに世界規模の国際大会も国内外で数多く開催されています。このような空手の世界的な広がりを背景に、2020年東京オリンピックの正式種目に空手が採用されました。これを機に空手はますます世界に広がっていくことでしょう。
一方で、伝統空手を中心にユネスコの世界無形文化遺産の登録に向けた取り組みも進められています。